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午(うま)
午年の年賀状用に描いた作品です。
まだ関東で一人暮らししていた時期のもので、かなり重度のスランプの真っ最中に一発奮起して描きました。
思えばこの一発奮起がきっかけで、スランプを脱する事が出来たようにも思えます。
ただし、見て分かるようにかなりダークな雰囲気の絵で、到底正月向きではないのは百も承知していましたので、急遽もうちょっと明るい画風の、アンモナイトをモチーフにした「巨大貝殻の海岸」を同時に描きました。つまり、その年は2種類の年賀状を送ったわけです。
産みの苦しみみたいなイメージは、そのまま私の心が血を流していた状態を表している様に思えます。
今となっては、この一枚があったからこそ今の私がある、とまで言える程のお気に入りの一枚となっています。
午の顔から体、しっぽに至るまで相当な愛情を注いで描いています。
馬は大好きです。あの美しい肢体がなんとも艶めかしくって良いですよね。一方、サラブレッドと違う道産子なんかも、力強さがにじみ出ていてやっぱり好きですねぇ。結構、馬バカです。
ところでこのイラストの「午」は「馬」と違って尻尾がドラゴンちっくになっています。なにげに一番好きな部分です。
後ろの柱ですが、はじめはもっとヘロヘロした線になっていました。
今はスキャナで取り込んだ時にデジタル補正をして、少しは見られますが、なにせ何年も絵を描いていなかったギャップがあってまっすぐな線が引けなかったのであります。
こんな所でデジタルの恩恵に預かるとは思いもよらぬ展開でしたね。